2012年3月18日

Two-Face


バットマンの魅力的な悪役を、今日もご紹介します。
二つの顔を持つ悪党、トゥーフェイスです。
もとはゴッサム・シティの新任検事ハーヴェイ・デントでしたが、
法廷で起こった不幸な事件により、顔の左半分に火傷を負ってしまいます。
マフィアの放った小瓶の硫酸は、彼の皮膚だけではなく、
彼の正義心、街や市民への愛といったものを焼き尽くし、
その灰の中から、憎悪に満ちた醜い男が首をもたげます。
これまでの映画版ではそれほど狂気じみた人物として描かれませんでしたが、
本当の彼は文字通りの狂人で、患者。
”判断”に呪われ、”2”という数字に取り憑かれた、悲しい男なのです。



2012年3月10日

卒業制作


 卒業制作展が終了しました。お越し下さった皆様、どうもありがとうございました。ぼくがいない間にもたくさん来てくださったようで、大変うれしいです。
 平面の絵ではなく、変わった形のものだったので、見つけにくかったかもしれません。思ったよりも意外に思われたようで、少し得意です。

 人間の最初の”感情”は、ネアンデルタール人が仲間の墓に花をそえたときに生まれたといわれています。その最初の感情が今にいたって、ぼくらは絵や音楽に感動しているのなら、花は原点と言えるのではないでしょうか。そこで柄にもなく花をテーマにつくりました。




 ところで、社交界というのは花壇のように思います。誰も彼もが見栄を張り合い、けばけばしく着飾っています。互いに養分を吸い取り合い、隙あらば一番目立とうとします。自慢話合戦を繰り広げ、実態のない話を延々と話し、あわよくばお近づきになろうとして、どいつもこいつも馴れ馴れしい。しかしそれは狭い花壇の中なのです。そんなところには閉じ込められたくありません。



  




 いろいろな顔がいるがモデルはいるのか、と聞かれて思ったのは、はっきりしたモデルはいないものの、どの顔もどこかで見かけて頭に残っていたものばかりだということ。他の絵にも言えることだけれど、必ずどこかで見かけた顔や、知ってる人が登場する。あなたもどこかにいるかも!・・・いないよ。