2013年11月29日

ルイ・ヴィトンと交番


 本日29日、新宿三丁目の交差点にルイ・ヴィトンの新店舗がオープンするそうです。
 前々からここの交番の背後をヴィトンのフェンスが広範囲に渡って囲んでいたのがなんだかおもしろくて、お店がオープンしたらどんな具合になるだろうかと様子を見ていたのですが、最近フェンスの覆いが外れてそのお店が姿を現したらもっとおもしろい景色になりました。無骨な雰囲気の交番とヴィトンの華やかなウィンドウディスプレイのギャップというか、この対比がコントラストになってむしろ美しいとさえ思います。新たな名所になること間違い無し。ついでにおまわりさんの制服もヴィトンになったらいいのに。

2013年11月28日

食事


 ぼくは食べることが好きです。けれど食べ物の絵があまり上手ではありません。あまりたくさん描いていないせいもあって練習しなきゃいけないのですが、食べ物はただの物ではなく食べる物なので当然美味しそうに見えなくてはいけません。ぼくの描く食べ物はあまり美味しそうに見えないのです。そこはさらに精進するとして、それじゃああまり美味しそうに見えない食べ物にぴったりな場面とはどんなものかと考えたところ、ぼくが日々うんざりしている風景に思い当たりました。ちなみにぼくの話がつまらないのはぼくが一番よく知っています。
 けれど皆も不自然だってこと気付いていると思います。でもなかなかどうしてやめられない。”持ち歩けるインターネット”のよろしくないところです。ぼくがスマートフォンに変えない理由のひとつに若干これもあります。自分も同じことするに決まっているからです。目に浮かびます。

2013年11月27日

「女子とニューヨーク」


 絵日記程度でしか描いてなかった本の感想もがっつり絵と手描き文字でやっていこうと思います。コラムニスト・山崎まどかさんの「女子とニューヨーク」です。ニューヨークを舞台にした映画やドラマのオリジンがどこにあるのかを年代順に追っていき、それぞれがどのように繋がって来るのかを非常にわかりやすく解説されています。NYを舞台に女性達が奮闘するという作品に流れている同じ遺伝子的なものに迫っています。
 海外に出たことのないぼくにとってはニューヨークが舞台というだけでファンタジーな感じがするのですが、そこで女性達の物語となるとファンタジー感がさらに増します。そうしてぼくは自分に縁遠い世界に惹かれます。田舎者の目を通して初めて大都会が輝きを放つというのはまさにそうだなあと思いました。
 読んだ本や好きな本をこうやって描くのは大変楽しいです。こういう手描きの記録というのを続けて行きたいです。
 

2013年11月22日

イモムシの詩人



 イモムシ(青虫)の詩人も「不思議の国のアリス」における有名なキャラクターでしょう。水煙管をプカプカやっているのが印象的。
 ディズニーの伝説的な女性コンセプト・アーティスト、メアリー・ブレアはアリスのイラストレーションを全般的に描いていますが、この水煙管を吸うアラビアン・ナイト風のイモムシの絵も残っていて、原作のテニエル画をポップなスタイルに上手くおとしこまれています。イモムシもマッドハッターに負けずアリスのアイコン的キャラクターですから本当に様々なスタイルで大勢の人が描いています。ティム・バートン監督の「アリス・イン・ワンダーランド」ではアラン・リックマンが声をあててとても渋いキャラクターになっていました。
 このイモムシの顔はやはりおじさんくさい、それもちょっと小汚いくらいのおじさんの顔が良いなと思い、こんな具合いに描きました。鼻の大きなおじさんの顔が好きです。

2013年11月20日

アンディ・ウォーホルのイラストレーション


 アンディ・ウォーホルが好きで憧れると言うと、「全然分野が違うよね」とか、「あの人は絵って感じがしないけどなあ」的なことを言われたりするのですが、いやいや違うんです。ウォーホルはキャンベルスープ缶やマリリン・モンローなどのイメージでお馴染みですが、もともと彼のキャリアは商業イラストレーターから始まったものであり、「ヴォーグ」や「ハーパース・バザー」などの有名雑誌を華麗なイラストレーションで飾っていたのです。後の画家としての作品がパワフルなのに対して、当時の作品は繊細なインクペン画です。しかし独特の色彩感覚はすでに現れています。彼の描いた猫の絵などとても普通猫をこれで塗ろうとは思わないような色で塗られていてすごく綺麗です。
 売れっ子になったウォーホルはイラストレーターとして成功をおさめることになりましたが、注文やその修正に忙殺されてしまい当然苦悩もあったようです。インクで描いた線画の上に別の画用紙を乗せて線画を転写する技法を発明したりしています。このときから「大量生産」に向き始めていたのでしょうか。そんな技法を用いざるを得ないほど注文が殺到していたということかもしれません。羨ましい。とても辛そうだけれど。
 やがて彼はイラストレーターを廃業して画家に転向します。後は皆さんご存知のように、バットマンやスープ缶、バナナ、女優、$マークなどなど、アメリカンポップアートのアイコンとなる作品を作り出して行きます。
 ちなみに先月の誕生日に「アメリカン・ポップアート展」を観ました。マリリンも毛沢東も思っていた以上に大きかったです。花瓶にささった花など初期イラストレーションを思わせるシンプルな線画もありました。
 上の絵の中にある天使のカードはぼくが11歳のときにもらったものです。その夏ぼくは初めて自分で描いた絵はがきで小遣い稼ぎをしたわけですが、そのとき絵はがきを買ってくれたお姉さんが後日手紙をくれて、その中に同封されていたのがこのウォーホルの天使のカードです。10年経ちますがまだ持っています。

2013年11月18日

お茶会


 イラストレーターの端くれたるもの永久不滅のテーマ、「不思議のアリス」の自分なりのイメージくらい持っておきたいものです。ロリコンのおじさんが仲の良い女の子に即興で作って聞かせた物語であり、その支離滅裂な内容にも関わらず大勢の人々に多大な影響を与えてきたこの作品の魅力とは一体なんなのでしょうか。それはジョン・テニエルによる印象的なイラストレーションが物語に添えられていたからこそなのでしょうか。いずれにせよ挿絵の役割は絶大です。
このお茶会の様子を描いたイラストレーションは非常にたくさんあり、どれも魅力的なものばかりなのですが、特にぼくが好きなのは山本容子さんの描いたお茶会の絵です。新宿三丁目の地下鉄を利用している方にとっては伊勢丹地下一階入り口の前にあるそのモザイク壁画はお馴染みの風景となっていることでしょう。

2013年11月15日

スケジュールの移植


 来年のスケジュール帳やダイアリーがお店に並び始めましたが、今使っているモレスキン(スター・ウォーズのやつ!)が半分以上ページ残っているし、ぼくはどちらかというと日付はカレンダーの形でぱっと確認できて、後は自由に書ける形のものが良いなと思っているのですが、なかなか売られているものはどれもしっかりその日ごとにページが割り振られているきっちりした形式のノートが多いので困っていました。絶対毎日書かないだろうし、ページに最初から日付がついているだけでどうもその日以外書いちゃいけないような気がしてなかなか使い辛かったりします。
 そこで無印良品で一番小さくてシンプルなマンスリーノートを買ってきて今使っているモレスキンのページに貼りつけることにしました。最近もらったばかりのマスキングテープで貼り付けました。作業用の無地のものではない、可愛らしい絵柄のついたマスキングテープを使ったのは初めてです。マスキングテープといったら、特定の範囲に色がつかないようにしたり、位置をバミったりするときに使う黒や白のテープくらいにしか思っていなかったのですがなんでしょうかこの動物柄のテープは。大変ちゃらちゃらしていると思います。
そういうわけで普段から仕事のことや思考メモを書き連ねているノートにスケジュールページを導入することに成功したわけですが、思いもしなかった事態に。ページがやたらかさばってノートがちゃんと閉じなくなってしまいました。舐めていました。考えが甘いです。けれど太ったノートは可愛いです。そりゃそうだ、ノートのページ一枚の両面にマンスリーノートの切り取ったページをテープで貼り付けたわけですから(それも15ヶ月分の30枚)分厚くなるにきまっています。どうして気付かなかったのでしょうか。まあいいや。
 とは言えもっと良い方法があったんじゃないかと思います。ページに自分でカレンダーを手描きするとか。でもそれが面倒だったから貼り付けたのだけれどなあ。

2013年11月13日

Born in France.Bottled in Japan


 前回の記事では小さく描いていたので今回は単体でボトルを。期間限定のラベルデザインは数種類あるようですが、中でもこのエッフェル塔が可愛い。
 前に「オランジーナ」の正しい発音を教えてもらったのですが、あくびのような音が入ったりととても英語と同じような感覚では真似できません。フランス語、謎です。

2013年11月11日

乾燥の友


 顔がぱさぱさしてきたので冬を感じます。乾燥の友ロクシタン。ロクシタンってロクシって子をちゃん(たん)付けしてるみたいでおかしい。去年の個展の差し入れでもらったものがまだだいぶ残っているから今年も使います。
 今調べたらオクシタニアっていう南フランスやイタリア、スペインにまたがる地域の名前が由来ですって。ロクシたん。

オランジーナのおまけポーチ


 オランジーナ2本セットに小さなポーチがついていました。ボトルラベルのデザインも期間限定仕様。それがなんであれぼくは基本オマケに弱いです。まあこのポーチもなにか入れて使います。コンビニ下着の入れ物みたいな感じだけれど。

2013年11月10日

SPURの毛皮とエドワード・ゴーリー特集


 「SPUR」12月号に「ファーを着るなら、エドワード・ゴーリーのように」という大変興味深い特集が載っていたので初めて自腹で女性ファッション誌を買ってみました。すごい。男性誌より読んでいて楽しい。
 20世紀における(そして今も)偉大なるイラストレーター、エドワード・ゴーリーは生前毛皮愛好家として知られており、絵本の中にも彼自身と思われるひげ面の男が大きな毛皮のコートと足元はコンバースのスニーカーという出で立ちで登場したりします。この特集にはその独特の毛皮の着こなし方に着想を得たコーディネートやフォトグラフィーが掲載されていました。
 イラストレーションはもちろん、本人のポートレートでもお馴染みなので毛皮を着込んでいることは知っていましたが、足元がコンバースだったことは初めて知りました。実はイラストレーションの中でもなにやら白い運動靴のようなものを履いているのはわかっていたのですが、独特のデフォルメや絵柄のためなんだか貴族が履くテニス用の運動靴的なものか(なんだそりゃ)、あるいはブレードの無いスケート靴に見えていました。コンバースだったのね。なるほど、納得。確かにそう言われればコンバースだ。
さらに指には統一感のない指輪をごちゃごちゃとはめていて、描いている絵同様にすごく怪しげでエレガント、そしてまたちょっぴりうさん臭さのあるスタイルです。毛皮とコンバースって組み合わせ、すごいなあ。とにかく好きなものを着たり着けたりしたらこうなった的なスタイルがすごく良いです。最高に独特のスタイルは最高に素直。
 やはりぼくはエドワード・ゴーリーが好きです。この特集を読んで初めて彼が「生涯独身で猫以外の家族を持たなかった」ことを知りました。確か6匹の猫と築200年の家で暮らしていたはず。孤独のようで実は満ち足りた暮らし。バレエ観賞、レストランでの冗談話、実際は陽気な人物。会いたかったな。
 ちなみに晩年は動物愛護に傾倒して毛皮着用はやめたそうな。だから最後までトレードマークだったというわけではないみたい。本当は着たかったのか、やはりいろいろ思い悩んだのか、気になるところだけれど、最終的にはそういった理由で毛皮を着るのをやめた、ということはちゃんと書いておきます。
 

2013年11月6日

足が6本あるサンタ・クロース


 少しでも早く、一人でも多くの子供の家をまわれるように足をたくさん生やしています。ブーツを磨くのが大変。
 昔からサンタ・クロースはちょっと恐いくらいのイメージがあります。幼稚園の園長先生がサンタの格好をしてプレゼントをくれたときもピエロに対するのに似た不安感がありました。白ひげと帽子で顔がよく見えないせいもあります。だいたいあれだけひげや髪が長いというのもちょっと不潔と違いますか。すごく太ってるし。私生活に問題があると思います。