2015年6月18日

「スタッキング可能」感想



  会社に勤めたことないけれど、オフィスって思っていたより楽しそうだなと思った。「スタッキング可能」の登場人物たちが度々思い至るように、そこは学校をそのまま上の階層に(それこそ積み上げられている上の方に)押し上げたような側面があるのかもしれない。各々もちろん責任を持って仕事をしているのだけれど、閉鎖的な空間に人間関係があって、仲良い人、良くない人、しゃべったことない人がいて・・・。
 オフィスに勤める人々のそれぞれの思惑や考えを読んでいるのは楽しいし、全然違ったキャラクターの視点を行ったり来たりするわりには、皆同じことを思っていたりして、なんだほんとは皆わかりあえるんじゃんって安心したりもする。
 色とりどりの付箋、ポストイットのイメージも十人十色な登場人物達のイメージと重なるところがあるかもしれないと感じたので、たくさんのポストイットをくっつけて歩く毛むくじゃらなチームリーダー(もといE木さん)を描いてみた。
 ときどき突如挿入されるシャーロック・ホームズの茶番(行間遊びというのだろうか)も楽しい。

 街頭(実際は公園だが)演説と会話劇で繰り広げられる「ウォータープルーフ嘘ばっかり!」は声に出して、役になりきって読んでみたくなるリズム感があって、とても好きです。